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Casa Bollicine_Paris通りのイタリアン泡バー

2012.01.24 Tuesday

私の住むルーヴァン市には、Parisという名前の通りがあります。オランダ語でParijsstraat。小さいブティックやカフェレストランが軒を連ねているにぎやかなこの通りに、新しいお店が出来ているのを発見。

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白と黒を基調にしたシックなインテリア。レストランのようでいて、それだけではない雰囲気。看板を見たら、なんとB&Bとあるではないですか。

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飾り気のないシンプルな空間にある唯一のオブジェ(?)。階段下のコーナーを飾るグリーン、メタル、黒いファーの不思議なコンビネーション。

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朝食、ランチ、そしてディナーは出さないけれど、アペリティフも楽しめるとのことで、カウンターにはグラスがずらり。食事の内容はイタリアンだそう。

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小雨の降りだした火曜日の午後、お店にいたのはこの二人の女性だけ。OPENしてまだ一か月。椅子もテーブルも、カウンターもぴかぴかに磨き上げられているのですが、お客様の影はありません。キッチン中央の食洗機だけがうんうん唸って動いていたのが印象的でした。

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お店の名前は「casa bollicine」カーサ・ボッリチーネ。ボッリチーネはイタリア語で、スプマンテやプロセッコ、シャンパン、泡系の飲み物のこと。しゅわしゅわ大好きな私はまずこの楽しげなウィンドウのロゴにやられちゃいました。

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街を散策するには理想的なロケーションとお洒落な泡バーの組み合わせ。宿泊抜きで、食事だけの利用ももちろん可能。午後の1杯に一人でも気軽に立ち寄れそうな雰囲気が嬉しいです。

お部屋は全部で3部屋。どの部屋もツインまたはダブルで朝食付150€。

Casa Bollicine BVBAParijsstraat 7
3000 Leuven

T. +32 497 83 97 17 T. +32 496 90 52 46
E. info@casabollicine.be




2012年新春ファブリック

2012.01.18 Wednesday

オンラインショップのヘッダーを月半ばにしてようやく更新しました。モチーフはこのお花の刺繍です。新作クッションのファブリックから。

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青地のシルクサテンに、あざみのような、マーガレットのような、名も知れぬ野の花がリズミカルに散っています。渋いコパーブラウンの刺繍が、青の地に映えて、上品リッチな仕上がりです。

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形はシンプルな正方形。ベルギーのショップでは、オーダーカーテンや家具の張り替えに使って余った残りのファブリックで、こうしてクッションに仕立てることが多々あります。このクッションも店頭に出してすぐに、地元のマダムの目に止まり、デビュー1時間後にお嫁入り。

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こちらも、そうしたリッチなファブリックで作ったオリジナルクッション。刺繍とアップリケのコンビネーションが個性的です。赤やピンク、パープルなどの艶やかな色使いも、クッションの遊びとして面白いですね。ベッドの裾にかけるランナーとお揃いにしても素敵です。

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柄だけでなく、テクスチャーの面白いクッションもございます。黒のもしゃもしゃしたのは、うちの末猫の毛並にそっくり。抱きしめるとふわふわ柔らかくてあったかい!ベージュはバックスキンの手触り。どちらも触った感触がとても良いので寒い冬にぴったりです。

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オーナーのクリスティンが骨董市で見つけてきた二人掛けソファ。古い椅子でも質感のある高品質のファブリックで張り替えればこのとおり。エコがキーワードの昨今、古い家具を生地の張り替えで長く愛用する、これも廃品利用、上級の方法です。

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古い寝椅子を、個性的なデザインで知られる英国の有名ブランド、Osbrone & Littleのヴェロワ生地で張り替えました。日本人から見ると、花札に出てくる東洋的な柄、「藤にホトトギス」「萩に猪」にも見えますね。ヨーロッパのデザイナーは日本をはじめとするアジアのデザインに結構影響を受けているので、この柄も案外そのへんがソースかもしれません。



メトとスターとニューヨーク

2012.01.10 Tuesday

2011年の大晦日、NYでオペラを観てきました。この日上演されたのは、「The Enchanted Island」、バロックの巨匠、ヘンデルやヴィヴァルディ、ラモーの有名なアリアを組み合わせ、シェークスピアの戯曲「真夏の夜の夢」などをベースに、新しく作られたというミステリアスな作品。この日がワールドプレミアだったので、これまで誰も観たこともなく、聞いたこともない。ですが今最も活躍するカウンターテナーや若手実力派のソプラノ歌手を一堂に揃えたばかりでなく、あのプラシド・ドミンゴも出演するというのですから、年の暮れを華やかに盛り上げる作品でないはずがありません。

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舞台は、日中でもほのぐらい孤島の密林の中のイメージ。時間や航海、呪文や魔術を象徴するオブジェで飾られた古い額縁のような舞台装置の中で、様々なドラマが繰り広げられます。語られるストーリーや心情を、オーケストラだけでなく、照明やCGを駆使して盛り上げる演出は、さすがショービズの街、NY。大胆で凝った舞台装置で知られるメトならでは。バロックの古典がオペラ初心者でも十分楽しめる現代的な一大エンタテーメントに。

ドミンゴ

この年70歳になったドミンゴは、前半の終盤に、海の底を統べる「海神」として登場。海底を表現するブルーのスポットライトの中で、きらきら光る銀髪とやや装飾過多な鎧甲冑がとてもよく似合う白髪美男。少し不安げに聴かせるアリアの出だしも、ストーリーの内容に合わせて徐々にヒートアップ。聞かせどころではたっぷりの声量で威風堂々と歌い上げました。

ドミンゴ30歳

メトの公式ウェブサイトで紹介されている写真の中から30歳のドミンゴ。イタリアの巨匠、ヴェルディの小品「Luisa Miller」に出演。この時の指揮者が2歳年下のレヴァインだったそうです。レヴァインとはこの後もメトで数限りなく共演しており、この二人がメトロポリタンオペラの黄金時代を作った重要な立役者であったことは誰も否定できないでしょう。

ドミンゴ51歳

オッフェンバックの「 Les Contes d’Hoffmann」を演じた51歳。お化粧や派手な舞台衣装をとってもにじみ出るスターオーラ。私がNYで初めて彼の舞台を見たのも、ワーグナー作品でさらに芸域を広げ、世界的な実力派として名声を欲しいままにしていたちょうどこのぐらいの時期からでした。

三大テナーのコンサートがレヴァインの指揮で世界各地で興業され、オペラファンの裾野を広げていったのも、ドミンゴに代表されるようなスター歌手と、NYメトロポリタン劇場のビジネス手腕あってこそ。そのあまりにも商業的なアプローチに眉をひそめる声があっても、オペラのようにお金のかかる舞台芸術はパトロンなしでは成り立たないこともまた事実。ヨーロッパのオペラ劇場がその国の政府予算支援があっても年間の興業数は数えるほどなのに比べ、夏の数か月を除くとほぼ毎日様々な演目が楽しめるのはメトロポリタン劇場ぐらいです。その興業を支える力は、一般の企業や市民が購入するチケットでありContributionであり、CDやグッズの収益であり、それらを管理するメトの経営努力は計り知れません。

メトオペラ劇場2011

12年ぶりのメト歌劇場を遠景から望むと、NYを舞台にした映画「Moonstruck」で、シェールとニコラス・ケイジが初デートで待ち合わせた噴水広場前に、幅広のステップが出来ており、世界の色々な言葉で「こんにちは」の電字幕が流れていました。観光都市として生き抜いて行こうとするNYの商魂(?)がこんなところにも文字通り見え隠れ。この10年ヨーロッパ文化にどっぷり浸っていた私の目にはとても新鮮です。




スパーリング泡占い

2012.01.02 Monday

昔住んでいたときにはなかったものの一つ、コロンバスサークル前に建った巨大なショッピングモール、そして隣接するマンダリンオリエンタルホテル。セントラルパークとその向こうのイーストサイドが見晴らせるトップフロアのラウンジで、スパーリングワインをいただきました。

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特に祝いごとがなくてもこのシュワシュワした泡を見るとなんとなく気持ちの浮き立つ魔法のドリンクがこれです。普段着姿でふらりと立ち寄った今や一観光客の私ですが、新年を祝ってNY在住20年以上になる友人と乾杯。昼の光が大きな窓から燦々と差し込むラウンジで、グラスの中の泡が一層きらきら輝きます。

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この泡と同じぐらい出ては消え、消えてはまた現れるたくさんの夢と希望。私の青春は10代や20代ではなく、この街で過ごした30代前半だったような気がすると、友とゆっくり語り合うこの幸せ。2012年今年の運勢をスパークリングの泡で見立てると、フルートグラスの底からまっすぐに昇って行くこの軽快な動きからして、何かいいことありそうな素敵な予感もしてきます。

この日口にしたのはシャンパンでなく、辛口のプロセッコ。気取りのない爽やかな味とほんのりと上品な香り。泡の世界も奥が深いです。

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さて、今回のNYでは、あの5番街&23丁目のイタリア系フードマート「EATALY」にも行ってきました。本場イタリアよりもイタリアらしいといわれる巨大な食の市。そこでもクーラーの中でたくさんのプロセッコボトルがこんなふうに出番待ち。NYのイタリアンパワー、やっぱり目立ってます。



The end of 2011 in NYC

2011.12.30 Friday

年の瀬にNYに行ってきました。ニューヨークは、1980年代に暮らし、仕事をした思い出深い街でもあります。ベルギーから8時間直行便で飛ぶとちょうど午後2時過ぎに到着。アッパーウェストのホテルにチェックインした後、セントラルパークを抜けてオフィスのあったAvenue of the Americas へ。

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1251ビルは、エクソンビルという名前で知られるランドマークビルですが、1986年に日系企業が買収しました。この日ここで見た巨大なクリスマスオーナメントは当時のまま!年末年始のほんの数週間だけ登場するこのオブジェは、使われないときはどこにしまわれているのやら。

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ジュリアーノ市長になって活気を取り戻したとされるニューヨークシティはその後2000年に入ってから数々の受難や変化を通り過ぎています。街を構成するビルや店、区画の一部をなす公園や標識など、変わった部分もあれば、その一方まったく変わっていない部分もあり、新旧が複雑に組み合わさった、「時」のモザイクを見ているようです。

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オーナメント越しに見えるラジオシティー。まだ小学校にあがる前の姪っ子がクリスマスに遊びに来たときには、このラジオシティー前に飾られた、やはり巨大な兵隊のオブジェに歓喜の声をあげましたっけ。今年その姿は無く、またロックフェラーセンター前に据えられたツリーはやや小さ目でした。

印象的だったのは、タクシーの料金が高くなったこと、その代りに地下鉄が整備されて安心して利用できるようになったこと。経済、そして独特のカルチャーで常に世界を牽引してきたこの街は、今やパリと肩を並べるほどの観光都市でもあります。





年の瀬 Xmas リース

2011.12.22 Thursday

12月になると街もイルミネーションで華やかになり、ラジオから流れてくる音楽も、クリスマスにちなんだものが多くなりますね。行く年来る年、皆さんはどのような思いで新しい年への準備をなさいますか?

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12月前半留守をしていたため今年のツリーの飾りつけは夫がすべて行い、リースも2個、一つはリビングの壁に、そしてもう一つはダイニングのテーブルに完成された状態で飾られていました。どんな色を使うか、またどんな素材でまとめるか、作る人の個性や人柄、その時の心情が出て、ちょっとした占い効果もありますね。

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リビングの暖炉の上に吊られたリースは、金と黒。整然と置かれたボールとリースの中央に飾られた大きなボールはまるで軍隊の大将と歩兵のような印象も。男っぽいといえば男っぽいですが、パーツが少ないので、これから戦に出てもすぐに負けそう。

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昨年夫が購入したトナカイの模型と合わせて壁に吊られていますが、白い壁にパーツの少ないリースだと、まるで独身男性の住まいのようで、寂しさがひしひしと迫ってくるような?

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ダイニングのテーブルに飾られたリースは、グリーンの大皿の中に収まっていました。ツリーに合わせて赤のボール、赤のチェーンでまとめられ、色的には華やかさは出てますが、こちらもシンメトリックなアレンジで、几帳面な奥さんのケーキのよう。子だくさんの家ならば切り分けは確かにしやすいかも知れませんけど。

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リビングは彼のTVルームでもあるので、「独身男性」的な悲哀もまたよしとしますが、ダイニングは外からのお客様も来られる場所。パーツも色も変えずに、もう少しだけゴージャスにアレンジし直したのがこちら。真ん中に詰め物にされていた赤の大玉も外側へこぼれるように出し、小玉も3Dになるようばらしました。空いた中央にはキャンドルを。食卓にはやはりキャンドルがないとね。

クリスマスリース

そしてこちらは、玄関用リース。何もなかったので昨年のパーツでこしらえました。中央に配したのは、まだ母が健在だった頃、兄や姉と私たち3家族でイタリアのカプリ島へ旅行、そこで買った猫のプレートです。「猫に気をつけなさい」と伊語で書かれています。昨年のカラーだったトープやチョコレートカラーのリボンが手つかずで箱に残されていたのをふんだんに。角の大きなリボン効果でウェルカムの気持ちを込めました。

2011年3月に起きた東北大震災は、それまで確かにそこに実在していたはずの幸福や、堅固に見えた約束ごとに対して、どんな保険も保障も一切通用しないことを私たちに思い知らしめました。だからこそ今をしっかり生きなくてはいけない、ということも。

2012年、私たちはもっと賢く、もっと強く、そしてもっと人や生き物に優しくなれるのでしょうか。確信は持てないけれど、新しい年を迎え入れる心に、ほんの少しこれまでにない勇気を足すことができたらいいな、と思います。





倉庫に眠るセミクリスタル・ミニ回顧展

2011.12.07 Wednesday

アンティークの花瓶を探しているというお問い合わせをいただき、8年ぶりに倉庫で眠っていたベルギーのヴァーズを取り出すことに。以前東京碑文谷でアンティークのショールームを運営していた際、ベルギー観光局主催のアートフェアに出展したものです。

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こちらは、1935年アールデコが大流行した時期に作られたVal Saint Lambert社のLUXVALシリーズ、Marceau。(size: W14.5cm x H20.5cm)
幾何学的な模様がリズミカルに構成されていて、アールデコ様式の特徴をよく表現したデザインです。セミクリスタルのLUXVALはクリスタルほどの輝きはありませんが、その代わりにローズや琥珀、ハーブグリーンなどの華やかな色彩を個性としています。


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こちらもやはりLUXVALシリーズのcoupe(size: W24cm x H11cm)の一つ。ギリシア・ローマ時代のデザインは、美術史の中に繰り返し現れて、アールデコの時代においてもこうしてリヴァイヴァルするほど人気がありました。型で作るため、大量生産が可能なLUXVALでは、室内装飾品の歴史にある人気のある伝統的な形がよく使われています。

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細長いラッパのようなこちらは名称不明 (W6cm x H22cm)ですが、上に口を広げた形の花瓶は何種類か作られていて、胴体の柄でその差をつけています。
工業化が進んだ20世紀前半には、こうしたデコラティブなオブジェが一般の人たちにも手に入るほどの価格となり、何通りものヴァリエーションを生産することが可能になりました。

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フランス人の工業デザイナーCharles Catteau(1880 – 1966)は、ベルギーで活躍。こちらの半透明のガラスヴァーズも、大胆な花柄といい、球状のボリュームのある形といい、20年ほど前に生まれたLariqueを彷彿させます。その後、彼はよりオリジナルは作風を創りだし、ベルギーの老舗セラミックメーカー、Boch Frers Keramisにて動物の絵柄のアースウェアでその名を馳せるようになります。

折しも初冬の夕暮れ。撮影の手を止め、クリスタルを通して翳り行く光線の行方を辿ると、何年も人が住んでいない家の床につもる埃の上に花瓶を置いてできた跡が見えました。この物言わぬガラスのオブジェたちにも76年目の年が暮れようとしています。



Beige in Belgium_冬のギフトコレクション

2011.12.05 Monday

年齢を重ねてくると好きな色も変わります。10年ぐらい前までは、自分の色はチョコレートブラウン、ボルドーだと思っていましたが、最近は何よりも先にベージュに目が行きます。ナチュラルなだけでないロマンチックなサンドベージュ、ベルギーのインテリアには欠かせない色です。

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同じデザインでも色が違うとその存在感もまったく違う。こちらのレース柄のポットは白もあり、それはそれで清楚でチャーミングこの上ないですが、秋・冬には断然こちらのロイヤルミルクティーのようなベージュの色がお部屋のインテリアによく馴染みます。

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お馴染OYUNAのカシミアショール。ベージュとソフトグレイのコンビネーション、無敵の定番カラーです。私のイメージはピーターラビットの童話に出てくる野うさぎの色。お家でゆったりと過ごすときでも、ショッピングや犬のお散歩のときにも、肩からふんわりとかけるとその肌触りで癒されます。

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ハートのオーナメントがポイントのカードハンガー。写真やカードをこの洗濯バサミにはさんで壁に吊るします。と刺繍が施されたベージュのハートは中に綿を詰めてあります。白の中抜きになった木製のものがコンビに。

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こちらのストライプのファブリックシェードにもベージュのストライプが効いています。縦縞を背景にハートのオーナメントがアクセント。家族や恋人、友人の写真もポストカードもみんな壁に吊るしてしまえば整理要らず?

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Designers Guildの壁紙、このベージュはKids Collectionから。お花畑や家の上を漂う気球がモチーフです。パステルのシンプルな図柄はベージュの優しいトーンの中でなんともロマンチックな味わいです。我が家はいまだに壁は全部真っ白なので、ウォーキングクローゼットの中をせめてこんな夢のあるウォールペーパーでお化粧してみたい、と思っています。





クリもママ

2011.12.02 Friday

子猫だったクリがこの秋、ママになりました。ゆずがママになった時もびっくりするほど早かったけれど、その娘のクリも既に4匹の子猫の母親。そしてその子猫たちも順調に育ち3匹は無事にそれぞれのスイートホームに巣立ったそうな。時間が駆け足で目の前を通り過ぎていく、師走に入って今年も1カ月を切り、余計そんな気がしてきます。

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短毛のこの子には、ゆずと、クリの姉妹のMちゃんの面影があります。鼻筋のラインが個性的です。ゆずは夫から「歌舞伎」ちゃんとあだ名されるほど目の回りにくっきりしたアイラインを持ちますが、この子は鼻筋にラインがあるから「京劇」ちゃん?

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長毛のふわふわちゃん。母親クリのメーンクーン遺伝子がしっかり出てます。クリの兄弟にもハスキー犬のように毛がもこもこした子がいましったっけ。鼻にちょこっと黒いぶちが入っている子ははじめて。

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クリの兄弟オルソにそっくりなこの子は女の子だそうです。この子だけはクリと一緒にお家に残ることになりPoo Pooという名前があります。「she's as nervous as a Jack Russel and as smart as a shoebox.」でも、そんな彼女は「Super Cute!」と里親 Luc Shih君

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素敵な縞縞の長毛のこの子。誰にも似てないようで、母親とその兄弟全部の個性を合わせたかのよう。この寝姿はそういえば、ゆずが子猫だったときとまったく一緒。

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Shih君の話によると、ママになってからのクリはずっと落ち着いて、というか(育児にくたびれて、というか)、子猫のときと性格はだいぶ変わったとのこと。クリのママ、ゆずは今でも小さくて少女っぽいのですが、体格の良いクリはなんだか風格まで出てきたような。


**These photos were taken by Luc Shih. If you want to see more of his beautiful work, please click to the link of Flicker.




3年目の紅葉

2011.11.23 Wednesday

庭の紅葉はいい具合に色づき今が見頃です。2008年の秋に植えてちょうど丸三年。これまでで一番美しく見えるのは、この木もようやくこの家のこの庭に根付いた、ということでしょうか。

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夏が寒く短かった今年のベルギーでは、その分をお返しするかのように、ゆったりと長い秋。雨や風で中断されずに日差しをこんなに長く楽しめることはこの時期本当に珍しいことです。

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こんなやさしい秋の懐に抱かれていると、3月の大震災が遠い昔のように思えます。世界が驚愕するほどの自然の威力を目の当たりにしてそれから9か月。今でも日本のメディアで福島の名前がニュースに出ない日はありません。

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先月、当オンラインショップに福島にお住まいの方から注文が入りました。ご注文の品は石鹸。黒い化粧箱に入ったシンプルですが香りのよい品です。実はこちらの商品は、在庫切れで今は取扱いがなく、お断りしてもよかったのですが、ご注文をくださったこの方のお気持ちを無駄にしないため、急遽取引先の在庫を分けていただきご送付した経緯があります。そしてこのとき「仮設住宅」というご住所に過敏に反応した事実は否めません。

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東北の秋を、この自然の移り変わりを、被災者の方々はどのように感じていらっしゃるのでしょうか。家が壊されても、日用品に事欠いても、疲れた心や身体を癒してくれる身近にある小さな贅沢。震災に不幸にして逢われた方々の「日常の復旧」はまだまだこれからだとはお察ししますが、「私たちにできること」を考えるヒントはそこかしこにありそうです。



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